コラムを掲載していただいている『しらべぇ』さんで、「1万円で全身コーデして大変身!」という企画をやりました。
【元記事URL】
「1万円で全身コーデ!(前編・男性編)」
「1万円で全身コーデ!(後編・女性編)」
「1万円で全身コーデ!(完結編)」
個人のスタイリング(ショッピング同行)の場合、雑誌やTVのモデル撮影とはぜんぜん違う、ルールというかコツがあります。
(1)モデルとマネキンは何でも似あう
ファッションモデルさんは超人です。体形だけでなく、表情や歩き方、表現力によって「魅せる」ことのプロフェッショナルですから、どんな変テコなコーディネートでもそれなりに見せてくれます。(お店にあるマネキンも同じです)ここだけの話、スタイリストとしてはとても楽です。
ところが普通の人の場合、体形がアンバランスだったりコンプレックスを抱えていたりと、いくら服の組合せがカンペキでも「その人には似あわない」場合が多々あります。
そこがプロの腕の見せ所なんですが、コツとしては以下のようなものがあります。※男女共通
<首が短い、顔が大きい>
・襟付きのトップスを着せる
・デコルテを強調
・トップスをタイトに、ボトムスをボリューミィに
・大きめのネックレスを付ける
<足が短い、太い>
・パンツよりスカート
・裾広がりのシルエット、ボリュームある靴(ブーツなど)
・ワンピのウエストを高い位置でベルトマーク
<なんかダサく見える気がする>
・テーラードジャケットなどカッチリめのアイテムを着せる
・1点だけ安物でない良い品を身につける
――などなど。
(2)トレンドをどうする?
基本、トレンドは無視するのがよいのですが、できれば「自分に都合のいいトレンドだけ積極的に取り入れる」とベストです。今年の場合、足が短いならトラペーズパンツ(裾の広がったパンツ)を穿いてみるとか、貧相な身体がイヤならハイネックニットにテーラードジャケットを着るとか。
(3)予算枠
個人のお買い物ですから、当然予算枠があります。全身フルコーデの場合、まずは1点気に入ったものを決めてしまい、残った予算枠の中でその他のアイテムを揃えて行くと軸がブレずにコーディネートできます。
(4)手持ちの服との合わせ
上記(3)でフルコーデを選んだら、その中で「これは手持ちの服で代用できそう」という物を外していきます。で、残ったものだけを買う。こうすると、手持ちの服とコーディネート可能な服で、かぶらないものを買うことができます。
(5)サイズ、特に足のサイズ
個人のショッピング同行の場合、まず靴のサイズを確認します。服のサイズは多少融通が効くのですが、靴はそうはいきませんので、まず靴のサイズが揃っている店から周ります。それと、靴を買うときはなるべく夕方~夜にしています。一日の中で一番足が大きくなっている時間に買うことで、買ってからキツかった、ということがないように。
男性は自分に合うサイズの服がよくわからないという方がいますが、トップスは両肩がピッタリ収まってるかどうかでみると良いでしょう。袖の長さは折って着たり詰めたりできますが、肩が余っているのは格好悪いので。ちなみにボトムスはウエストピッタリの物。ついひとつ大きめを選びがちですが、大きめをベルトで締めて穿くのはオジサン丸出しです。ピッタリを穿いた方が断然格好いいし、食べすぎ・飲みすぎも予防できますよ。
(6)気持ちを上げてあげる
実はこれが一番難しいのですが、トークやホメ言葉、その他いろいろ(企業秘密)で気持ちを盛り上げてあげることで、めんどくさい試着も楽しくなります。
みなさんは仲良しの友達や恋人と一緒にショッピングに行くことで、同様の効果がえられるでしょう。
・・・と、主にこのようなポイントを気をつけながら、個人のスタイリングをしています。
みなさんが服を買うときや、ご家族・友達に服を選んであげるときにもぜひ活用してみてくださいね。
Enjoy Fashion!!
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