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2014/04/25

背を高く、足を長く見せるコーデ

【図A】 どちらが長く見えますか?



縦線はどちらも同じ長さなのに、左の方が長く見えますね。
ということはコーディネイトでも、上下端を大きく、開いたような形にすれば「身体が細く長く」見えることになります。



<ボトムスで高身長効果>


下端の開いたΛ部分はコーディネイトの「ボトムスの裾」「靴」に当たる部分です。

 ◎ワンピやスカートなら裾広がりな形 
 ◎パンツならベルボトムブーツカット 
 ◎靴ならブーツウェッジヒールなどボリュームのある靴や、ハイヒール 
 ×裾がすぼまったスカート、ワンピ 
 ×スニーカー、フラットシューズ


具体例を見てみましょう。


↑スリムパンツはV型なので、足や全身が短く見えます。(図Aの右のようなシルエット)さらにフラットシューズだと、よけい尻すぼまりなV型になり、短足効果が加速します



↑裾広がりなブーツカットパンツはΛ型(図A左側)なので足長効果あり。さらにボリュームあるブーツを合わせているのでより足長・高身長に見えます。




↑ワンピースでも同じです。このように裾がすぼまっているorストレートなシルエットだと普通ですが・・・

 ↑裾広がりなシルエット(Λ型)だと縦に細長く見える=身長が高く見えることになります。


 丈の短いワンピースでも・・・
身長を高く見せるには、右の(裾広がりな)シルエットがおすすめです。
※ワンピースの裾が広がっていると足を細く見せる効果もあります! (詳しくは後述)

もしストレート、または裾すぼまりシルエットの服を着るのであれば、代わりに靴にボリュームを出しましょう。夏ならショートブーツ、ウェッジソール、厚底スニーカー、インソールスニーカー、8.5cm以上のヒール靴などがオススメです。


↑単純にヒールの高さの分だけ足が長くなる、という効果ももちろんあります。



<トップスで高身長効果> 


これに対し、図A左側、上の開いたV部分「首元・襟(えり)」または「頭部」にあたります。
一番お手軽なのは、襟部分にV型を作ることです。

 丸襟Tシャツ > VネックT > ブラウス第1~2ボタン開け > さらに衿立て

右に行くほどV効果が大きくなります。


↑丸襟よりも、V開きの方が縦長に(=背が高く)見える!

ここからさらに襟を立てることで、より大きなVを作ることができ、縦長に見せる効果が大きくなります。


頭部なら、つばの上がったハット型の帽子をかぶったり、巻髪などボリューム感ある髪型にすることで効果が出ます。





上と下を大きく見せることでその間を長く見せる、という目の錯覚ですね。

ちなみに衣服の大きく開いた部分に隣接した身体は細く見える、という錯覚効果もありますので、

・スカートやワンピースの裾が広がっていれば足が細く見え
・ブラウスのボタンを開けて襟を立てれば首が細く見え
・つばの広い帽子をかぶれば顔が小さく見える

という効果も同時に期待できます。お得ですね。


↑この錯視の応用です。ピンクの丸はどちらも同じ大きさなのに、明らかに右が小さく見えますよね。



背が高いことがコンプレックスの方は、これと全く逆のことをすれば「背を低く見せる」ことも可能です。 (例:パンツの裾をロールアップする、つばの下がったハットをかぶる)


Enjoy Fashion!! 

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2014/04/19

ウワサのワントーン・コーデって?


今期、ファッショニスタが注目している「ワントーン・コーデ」
全身を同色系でまとめるという、オシャレ上級者向けのコーデですが、
これもK値で分析すれば、実はそれほど難しいものではないことが分かります。
※コーデ例写真はメンズ服ですが、今回はメンズ、レディース共通のお話です。

★デニムシャツ 5K 
(第一ボタンまでキッチリ止めて+1K)
★ブルー系花柄ネクタイ 8K
★ネイビーのざっくり目Vカーデ 6K
★履きこんだジーンズ 4K
★ブルーの革靴っぽいレザースニーカー 5K
★スクエア眼鏡 8K
TOTAL 6.2K


K値さえ6~7Kに合わせていけば、何トーンだろうが恐るるに足らずです。
ただし、イメージ配色(※私服の教科書・82ページ『超シンプル!色合わせの極意』参照) での色合わせはできませんね。なにせ1色しか使えないんですから。

こういうときは“色味”じゃなくて“濃淡”でメリハリをつければいいんです。

上の写真ではカーディガン、パンツ、クツが濃いブルーなので、シャツを薄いブルーにしています。さらにジーンズの裾を折り返して、裏側の薄いブルーを見せてみました。
要はどこかしらに濃い(薄い)色を入れてあげるだけ。

たとえば、

 ・全身濃いブルー帽子だけ薄いブルー
 ・全身薄いブルーベルトだけ濃いブルー
 ・全身薄いピンク靴と時計だけ濃いピンク

などなど、結構カンタン。むしろ多色使いのコーデより全然ラクチンです。
感覚的にはモノトーンコーデ(黒ベースでところどころ白やグレー)と同じ、と考えれば分かりやすいでしょう。




↑カーディガンを脱いだところ。
全身ワントーンだから、一枚くらい
脱いでもコーディネイトは崩れません。


もう1つ、コーデ例写真。全身オール白のワントーンコーデ。

★綿ボタンダウンシャツ 7K 
★チェックネクタイ 8K
★メッシュのプルオーバー 5K
★ホワイトジーンズ 6K
★スニーカー 4K
TOTAL 6K 
※白はK値を高める作用がある色なので、見た目としては6.5~7Kくらいの印象になっていると思います。


白(ホワイト)は濃淡が無いので、ワントーンコーデの中でも特殊な色といえます。
K値はともかく、色味も濃淡もないホワイトはどうメリハリをつけたらいいでしょう?
(※メリハリについては【大人のための私服の教科書】106ページ『キュッ、ドーン!の法則』参照)

正解は、『素材(表面)感』です。

 ・デニム×ツルツル素材
 ・サラっとした麻のシャツ×ざっくりニット
 ・モコモコ素材パーカー×ピカピカのエナメルシューズ

など、表面感の異なるアイテムを適当に取り入れていけばオッケーです。
上のコーデ例でいえば、綿シャツとデニムがスルっとしたクセのない表面感なので、ザックリしたメッシュのプルオーバーを上から着て、靴はツルっとした素材のスニーカーを合わせました。
(他にも“シルエット”でメリハリをつけるワザもありますが、それはまた次の機会に)



「まずK値。色は二の次、三の次」
・・・と講義ではいつも言っているんですが、どうしても色合わせにばかり意識がいってしまう方が多いようです。特にオシャレに疎い人ほど色にとらわれ過ぎる傾向が。。

今回の様なワントーンコーデだと、1色しか使えないので奇しくも“色合わせ”が封じられた形になり、K値に集中するにはとても良い環境といえます。

上級者向けと思われているワントーン・コーデですが、実はオシャレ初心者のスタイリング練習にこそちょうど良いのかもしれませんね。

Enjoy Fashion!! 

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2014/04/11

俺のカーディガンコーデ

ちょっと肌寒い春先のこの時期、とても便利なアイテムが『カーディガン』!
デザインに凝ったものでなく、シンプルな無地のVカーデ(胸元がV型に空いたもの)を1、2枚持っておくのがオススメ。コギレイでK値が高くノーブル(高貴)な印象の春カーディガンは、ここだけの話、女子ウケもすごくイイのです。



↑これはVゾーンやや小さめのタイプ。もっと大きく空いてるのでもOK


とはいえ、何も考えずに羽織るとオジサンくさくもなるVカーデ、着こなしのポイントは『Vゾーンを埋める』です。そして、例によって『全身K値を6~7Kに』すればOK!


 胸元が大きくあいているVカーデは、どうしてもVゾーンが寂しくなりがち。



丸首Tシャツに合わせると胸元がスカスカしてちょっと寂しいですね。
その場合の対処法としては、

(1)胸筋を鍛えてパンプアップ
(2)ネックレスを付ける
(3)ストールを巻く

実は(1)は意外と有効で、シンプルTシャツ&Vカーデが似合う男性は、胸の筋肉がしっかりしています。(欧米人によく見られるタイプ) 筋トレまではできないって人は「姿勢を良くして胸を張る」というのも同じ効果があるのでオススメです。「猫背にカーディガン」じゃホントにおじいちゃんですよ!

一方、(2) は危険です。コギメンにネックレスは不要ですから。
大人のための私服の教科書 (飛鳥新社)51ページ「アクセサリーは禁止!」参照

最もお手軽かつ効果の高いのが(3)ストールを巻く、です。
「ストールなんて巻いたことない。。」という男性も、冬ならマフラー巻きますよね?
それの春夏バージョンが“ストール”です。同じ感覚で、気軽に巻いてみましょう。


↑Vゾーンが埋まってホラ、寂しくないですね。さり気なくオシャレ感がでます。

 ※巻き方については大人のための私服の教科書 第7講(130ページ)で超詳しく図解しています

それと、そもそもインナーにTシャツを着ない、という方法もオススメです。つまり、
(4)Tシャツをやめてブラウス(Yシャツ)を着る



まずは白シャツが万能でオススメ。半袖は避け、長袖~7分丈にしましょう。
※その理由とシャツの素材・選び方については 大人のための私服の教科書 118ページに詳しく載っています。


  

こんな感じに第一ボタンまで止めてもコギレイ感が増して(K値がUPして)いいですね。

まだVゾーンが寂しいと感じるようでしたら、




↑ネクタイをプラスするのもステキです!
ちなみに、このコーデに合わせるボトムスは?というと・・・

・白シャツ(8K)
・ネクタイ(8~9K)
・Vカーデ(7~8K)

とここまでで「平均8K」とかなり高めの値ですので、下半身はかなりカジュアルなもので良い、ということになりますね

・ボロいジーパン(3~4K)
・スエット短パン(3K)
・素足にサンダル(2~3K)
・スニーカー(4K)



Enjoy Fashion!








2014/04/10

この春マストな「スニーカー」をコーデしよう

この春、人気集中のアイテム(特に女子)といえばスニーカー!

「スニーカーならいつも履いてるし・・・」
という人も、この春は今までとは一味違う『ちょっとだけオシャレっぽい』スニーカーコーデにトライしてみましょう。




以前お話した“カウンター・コーディネイト”を使えばカンタンですΣd(゚∀゚。)
以前解説した記事【カウンター・コーデでトレンチコートを着こなす】






ガーリー、女性らしいふんわりしたワンピ』に対しては、カウンターアイテム(反対の要素)となるスポーティなスニーカー』を合わせるとGOOD!ですね。

 


もちろん、カウンター(反対)の要素はひとつだけじゃない!
たとえばカジュアルなキャンバススニーカー』だってカウンターになりますよね。




※ちなみに『無彩色(黒)』ワンピースのカウンター、と考えれば『カラフル』なスニーカーが合うことが分かります。答えはいくつもありますから、どうぞ自由な感性で“反対の要素(カウンター)”を合わせてみてください。







ミニスカートにはカウンターとなるハイカットのスニーカー』を、やさしい色&シルエットへのカウンターアイテムとしてハードなロックテイスト(スタッズ)』を合わせてみる。







ちなみに、スカートをぼんやりした無地と捉えるなら、くっきりしたのスニーカーもカウンターとしてハマります。










ロングスカート』ならローカットスニーカー』がカウンターに。


シンプル&ナチュラル天然素材のスカート』という解釈であれば、カウンターにハイテクっぽいランニング・スニーカー』を合わせてもカワイイですね。











都会的でお姉さんチックなタイトスカートなら、素直に女っぽいヒールを合わせるより、“カウンター”となるスニーカーを合わせた方が楽しいでしょう? あなたならどんなスニーカーを合わせますか?







さらに、トップスはどんなものが合うでしょう?
たとえば、
 「スニーカー = カジュアル」
と 考えた場合、カウンターとなるトップスは??





これで無理なく、自然に「今年っぽい」スニーカーコーデが楽しめますね。

Enjoy fashion!!