Translate

2014/06/08

ロケの裏側







平日早朝の銀座


先日、都内でTV番組のロケに行かせていただきました。
いつもはスタイリストとして裏方の仕事をするので、カメラが回っている間はちょっとだけラク(といっても衣装に乱れがないか、あれば直しに入ったりはします)できるのですが、今回は出演者としてカメラ前に立つお仕事も同時にさせていただいたので一日中気を抜く間の無いタフ・デイでした。
 
とはいえ自分で組んだコーディネイトを自分の言葉でダイレクトに紹介するのは、やりがいがあって楽しいものです。
講師やセミナーで人前で話す機会は多いのですが、やはり『ファッション』という右脳優位なジャンルを『言葉』という左脳優位なツールを使って説明するのは難しいですね。

「だれにでも分かりやすく」

ということを心がけていますが、最近はコーデを組みながら「このセンスは言葉で説明するならこういうことだな」などと考えています。

そういえば、相撲の実況・解説をなさっているデーモン木暮閣下が

「専門用語が当り前に飛び交う相撲の解説に、初心者でも分かるような噛み砕いたフォローを入れるよう心がけている」

とおっしゃっていましたが、同じ気持ちかもしれないなあ、と思いました。
専門用語・業界用語に慣れ過ぎて、初心者が入りにくい世界を形作ってしまうのはちょっと・・・ というのは、私も常日頃ファッション業界に感じていることなので。


とまあ、そんなこんなで。
ロケは朝一からロケハン(ロケ現場下見)×3箇所、コーディネイト組み多数とそれに応じた解説を考え、モデルさんに着せつけ&撮影、お店でのロケ×3箇所、局に戻ってのブツ撮り(商品撮影)、コーディネイト組み、モデルさんに着せつけ&撮影、片付けて解散――という一日がかりで濃密な撮影ができました。

梅雨入り直後の悪天候にもかからわず、とても楽しくやりやすい現場でした。
これも出演者のみなさんと、何より事前に様々な根回しと準備、スケジュール調整をしてくださったスタッフの皆さまのおかげです。かなりパンパンなスケジュールにもかかわらず、ロケ中も笑顔と愛嬌と熱意と礼儀を欠かさずに仕事をこなすプロ達の姿には「こっちも全力で期待に応えなきゃ」と思わせてくれるパワーがありました。

ファッション業界とマスコミ業界はお隣さんで、その間を行ったり来たりするのがファッション・スタイリストのお仕事です。どちらの業界にも共通して言えるのが、「好きじゃなきゃできないしんどい仕事で、その分ハンパない熱量を持ったプロがたくさんいる」ということ。
そんな世界で元気に働くことができるのは、とても幸せだと感じています。
Thanks for all!!!

※この日のロケは6/10(火)10:25~ 日本テレビ系列『PON!』、「絵美里とキンタロー。のキレイをフライングゲット」コーナーでオンエア予定です。

Enjoy Fashion!! 

全日本コギメン協会↓への「いいね!」で日本の男性をコギメンにしよう

0 件のコメント:

コメントを投稿